家庭教師が考える– スマホ・ゲーム・ネット事情 –

悩めるお母さん急増中!

子供たちの
スマホ・ゲーム・ネット事情

〜ある日のお母さんたちの会話より〜

お母さんA

うちの子、学校から帰ったらゲームばかりで。友達との遊びももっぱらゲーム。仕事から帰るまでは一人でお留守番だから、なかなか禁止にもできなくて・・・

お母さんB

うちはスマホ。やっぱりSNSでの友達とのやりとりが楽しくて仕方ないみたい。使う時間は決めているけど家族との会話も減っている気がして。スマホ依存にならないか心配だわ・・・

お母さんA

一応ルールは決めているけど、どの程度厳しくしていいかも分からないし、うちの子の使用時間が他の子と比べてどうなのかも正直よく分からずにいるのよね。

お母さんB

うちも使用時間を決めたり、フィルタリングをかけたりできる範囲では管理してるけど、知らず知らずのうちにトラブルに巻き込まれたりしないか気が気じゃないわ。もっと何かできることはないのかな。

このAさんとBさんのように、子供の成長に伴って悩みを抱える親御さんは本当に多いです。
「友達みんなスマホ持ってるから買って!」「ゲームやってないと友達との話題についていけない」などと、お子さんから言われたことがあるお母さんも多いのではないでしょうか?うちはまだ必要ない・・・と思いつつ、実際には他の家の状況もよく分からないため、どうすることが良いのか判断に迷ってしまいますよね。

気になるみんなの家のネット事情①

本当のところ、スマホや携帯・インターネットって
どれくらいの子が利用しているの?

内閣府による2017年「青少年のインターネット利用環境実態調査」のデータによると、青少年の80.2%が何かしらの機器でインターネットを利用しています。(2017年内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」より)

青少年(満10歳〜満17歳)がインターネットを使用する機器
青少年(満10歳〜満17歳)がインターネットを使用する機器
従来型携帯電話(ガラケー)の所有率の画像
従来型携帯電話(ガラケー)の所有率
青少年のスマートフォン所有率
青少年のスマートフォン所有率

データを見ると、やはり持ち運びしやすく友達とのコミニュケーションツールとして子供が欲しがるスマホとゲーム機が上位になっていますね。

第1位スマートフォン

携帯やスマートフォンの普及率も高まり、今や小学生でもスマホを持つ時代になってきています。中学生でも半数はスマホか携帯を所持し、さらにその半数がスマホに切り替えています。そしてなんと高校生ではほとんどがスマホを持っているという驚きのデータになっていますね。

第2位携帯ゲーム機

また、2位の携帯ゲーム機も子供たち同士の遊びやコミニュケーションのツールとして当たり前の物になっており、公園や公共施設、飲食店など至るところでゲームをする子供たちを見かけます。しかし親としては天気の良い日は外で思いっきり体を動かして遊んでほしいと思ってしまいますよね・・・

気になるみんなの家のネット事情②

こんなにネットばかり見てるって普通なの?
うちの子すでにネット依存かも…!?

携帯ゲーム機などを含めた機器全体で平均2時間以上インターネットを利用している割合の画像
携帯ゲーム機などを含めた機器全体で平均2時間以上インターネットを利用している割合
スマホを平日2時間以上ネットを利用している画像
2016年 内閣府での実態調査より

うちの子も「ネット依存とかスマホ依存になるんじゃ」って心配はしていたけど、まさか今の子供たちがここまで深刻な状況になっているとは思ってなかったからショックだわ・・・!

まだスマホやゲームがここまで普及する前は、この時間は何か別なことに使っていたはずなのに・・・。 子供たちがこれだけ長い時間、小さな画面を見て過ごしているなんて絶対に成長にとって良いわけがないわよね・・・

お二人の気持ち、とてもよくわかります。この結果を見て、お母さんたちが「今後どうなっていくのだろう・・・」ととても不安になるのは当然ですよね。

気になるみんなの家のネット事情③

成長盛りの子供たちが長時間のネット利用…
ネットの使い過ぎが体に及ぼす影響は?

情報セキュリティーメーカー「デジタルアーツ」の調査(2017年1月現在)「携帯電話/スマートフォンを使用してからの経験内容」によると、子供たちの多くは携帯電話やスマートフォンに関して何かしらの注意をされていることがわかります。

携帯電話・スマートフォンを使用してからの経験内容

  • 四六時中、使い過ぎていると注意された
  • 食事中もいじっていて注意された
  • 寝落ちするまでいじっていた

その他にも

  • 寝不足で頭がぼーっとしたり、注意散漫になった
  • 学校の成績が落ちてきたと注意された
  • 人との会話中もいじって注意された
  • 頭痛等の体調不良になる回数が増えた
  • 会話する回数が減ったと注意された…などがあります。

食事の時や誰かと会話しているとき、 そして寝る直前など、 生活におけるあらゆる場面で常に携帯やスマホを持ち歩き使用している状況が見て取れますね。
その結果、 寝不足や頭痛などの体調不良など生活だけではなく身体的にも悪い影響が出てしまっている子もいるようです。 スマホの使用によって通学時に事故に遭ったり、 視力の低下や病気を被るなどの取り返しのつかないことにならないようにするためにはどうしたらよいのでしょうか?

悩むお母さんイラスト画像

気になるみんなの家のネット事情④

子供をネット依存にしてしまわないために
親がすべきことってなんだろう?

多くのこ家庭で考えることは「ルールを決める」ということだと思います。

ルールの一例
  • スマホやゲームは1日1時間
  • 自分の部屋ではやらない
  • 食事中はスマホは触らない…など

細かさはこ家庭によるかと思いますが、多少なりのルールを設けているご家庭が多いようですね。
中には、「子どもを信頼しているのでルールは決めていない」というご家庭もあるようですが、ルールを決めずに自由に使わせるというのは実際はなかなか難しいですよね・・・。
ルールを決めるとなれば、守れなかった場合の罰も考えなければなりません。
決めたルール正しく守ることができれば問題ないのですが、実際にはなかなか守ることができず、スマホ禁止や取り上げになり、 親子ケンカや親への反発、さらにはスマホヘ執着させることにつながります。

スマホ使用の悪循環
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これではルールを決めても、守ることより目の届かないところで隠れて使うことを考えるようになり、 逆に依存になりかねません・・・。これでは完全に悪循環です。
お母さんとしても本当は無理に制限したり禁止したりせすに、息抜きや友達とのコ三ュニケーションのために使わせてあげたいですよね。

気になるみんなの家のネット事情⑤

そうはいっても具体的にはどうしたらいいの?

対策を実践しているご家庭や専門家の意見などを参考に、ご家庭ですぐに実行に移しやすいおすすめの方法をいくつかこ紹介します。

スマホ・ゲーム・ネットを使用するルールは
お子さんと一緒に考え、自分で決めさせる

大人でもそうですが、人に決められたことや指図されたことを守ったり従ったりすることは気持ち的にとても大変ですよね。不平や不満を感じたりなかなか素直に聞けなかったりします。 スマホ・ゲームやネットの使用に関してはデメリットばかりではありません。子どもが思うメリットもあるはすです。ですので、メリットとデメリットの両方を出し合い、依存の怖さも伝えてどのように使っていけばよいのかをお子さんと一緒に考えた上で、お子さん自身にルールを決めさせましょう。 自分で考え、決めたことならお子さんも納得して実行しやすいですよね!

お子さんがスマホやゲームを触っている時に声を掛ける

スマホやゲームばかりで会話が少なくなりがちな時は、逆にスマホやゲームを親子のコミニュケーションツールとして利用しましょう。
お子さんがスマホやゲームに熱中している時、以下のように興味を示して、話しかけましょう。

  • 「何見てるの?」
  • 「こういう動画はどうやったら見れるの?」
  • 「このアプリの使い方、私にも教えてくれない?」
  • 「SNSでこんなことがあったって間いたよ」

面倒がりながらも教えてくれたり、喜んで話してくれたり、お子さんが興味があることを知ることができたり…と逆に会話が増えるかもしれません。

お子さんがスマホやゲームを触っている時に声を掛ける

約束を破った場合は禁止するのではなく、振り返りをしてみる

お子さんが自分自身で決めたルールですが、守らなかった場合に親はどうしたらいいのでしょうか?
頭ごなしに叱り、使用を禁止したり没収したりすることは問題の解決にはならないでしょう。どうして約束を守ることができなかったのか、まずはお子さんの話を間いてみましょう。自分勝手な言い訳かもしれませんが、必す子どもなりの事情や理由があるはすです。
自分で決めた約束を守れなかったことをますは自覚させ、その原因はどこにあるのかを考えることが必要です。
その上でペナルティを与えたり、再度ルールの見直しなども検討してみると良いでしょう。

スマホやゲーム・ネットより興味が持てるものに出会うきっかけを作る

自分が興味があることに対する子どもの好奇心や行動力、 集中力、知識の吸収力は驚くほどのものがありますよね。 電車や車の名前もいつの間にか覚えていたり、 友達と情報交換するなどしてゲーム攻略方法を見つけ出していたりなど、その能力が少しでも勉強に活かせれば・・・と思うほどです。
ゲームやネットに夢中な姿からも、子供は「夢中になれる力」を持っていることがわかります。

  • 動物園や美術館へ行き本物を自分の目で見ること
  • 海や山で自然の雄大さに触れること
  • 野球やサッカーなどスポーツ観戦で興奮したり応援したりすること
  • 科学館や天文台、最近話題のプログラミング教室などで知らないことを学ぶこと

上に挙げたもの以外にも、お子さんが興味を持ちそうなものは探せば まだまだたくさんあるかと思います。できる限りいろいろなことに触れるきっかけを作ってあげるとよいでしょう。

スマホやゲーム・ネットより興味が持てるものに出会うきっかけを作る

大切なのは依存する事なく活用し今後につなげること

スマホやネットは悪いことばかりが取り上げられますが、決してデメリットばかりではありません。
その子が夢中になったのがたまたまゲームやネットだっただけで、それがサッカーや野球などのスポーツだったら?お母さんも「スポーツばっかりして!」と怒ることは少ないかもしれません。
何かに夢中になっている時間は、子供が一番「集中力」を発揮している時間です。
お母さんからすると遊んでるように見えるようなことも、子どもにとってはとても集中している時間であり、最初はできないことでも「集中力」を発揮してどんどんできるようになっていきますよね。

うちの子、本当に勉強が嫌いなんだけど好きなことをやるように興昧が持てたら、もしかして変われるのかな?

スマホやゲーム・ネットより興味が持てるものに出会うきっかけを作る

どんなに「勉強嫌い」「やる気がない」というお子さんだったとしても、最初からそうだったわけではありません。「本当は成績をあげたい」「褒められたい」など向上する気持ちはちゃんとあるんです!お母さんも、本音は「うちの子もやればできるのに・・・」と思っているのではないでしょうか?

お子さんは決してやる気がないわけではありません。ただ、勉強のやり方がわからないだけなんです。
そんな状態では勉強が面白いわけもなく、諦めたくなる気持ちもわかります。
もし勉強が わからないからつまらない。だから やりたくないのだとしたら? 答えは簡単です!勉強のやり方を身につけさせれば良いんです。
勉強がわかるようになれば楽しくなる。そしてやる気になります。

キッカケさえあれば、 どんなお子さんも変われます。 勉強の楽しさや正しいやり方さえわかれば、お子さんたちのやる気や成績はグーンとアップするんです。
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