LUCK直伝!高校生の勉強方法

LUCK直伝!高校生の勉強方法
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高1から受験戦争は始まっている!

高校受験に比べ、大学受験は教科選択により、専門的な内容が増え、難易度は格段に上がります。そして、それを理解している進学校の生徒さんたちは高1から受験勉強を始めます。その一方で、部活がより本格的になり、中にはアルバイトを始めるお子さんもいたり、中学時代に比べると自由度も増すので、勉強以外の楽しい高校生活に明け暮れているお子さんも多いと思います。

そんな青春真っ只中の高校生が青春を謳歌することは今後の人生に向けてとても大切で唯一無二な経験であることは間違いないですが、高校2年生にもなると後悔しているお子さんが多いこともまた事実です。

大学受験では、高校受験より圧倒的に勉強量が多いですが、好きな教科に絞ることもできます。結論から言うと、「いかにその勉強を楽しめるか」などの気持ちの部分が大きく影響すると私たちは考えています。勉強や部活、私生活を両立し、楽しく、それでいて後悔のない高校生活を送れるよう、適切で効率の良い勉強方法を身につけましょう!

高校受験と大学受験の違い

高校受験では得意不得意に関係なく5教科受験が基本ですが、大学受験は違います。

受験パターンによって異なりますが、私立大学であれば3教科以下の学校も多く、得意科目だけを選択できる学校もあります。

しかし、一方でその教科における専門性は格段に上がり、例えば、文系理系共に必須科目の英語は、高校受験では1500〜2000単語必要と言われていますが、大学受験では5000〜7000、難関大学になると8000〜10000単語必要と言われています。

範囲の広さ

高校受験では、主に中学校で学んだ「教科書」の内容が中心の問題が出題されます。一方、大学受験では、高校3年間で学んだ内容だけでなく、大学毎の傾向や専門的な知識、応用力も求められることになります。大学受験では、出題傾向は単一的ではなく、学部や受験方式によって変わってくるため、幅広い分野の問題に対応する必要があります。

問題の難易度

高校受験では、教科書に載っている基礎的な公式や文法、単語などの内容を理解していれば解けるものが多いです。しかし大学受験では、教科書以外の内容がメインで、問題の難易度も格段に跳ね上がります。専門的かつ論理的思考や、問題解決能力が求められる問題、時には時事問題なども出題されるため、社会などの暗記科目ですらただ暗記するだけでは対処できません。

対策期間の長さ

高校受験では、よほど偏差値の高い私立高校でない限り、受験生になる中学3年生の半年〜1年間で準備をしていきます。しかし大学受験では、英単語量の違いでもわかるように、2年以上の長期間にわたって準備することが一般的で、長期目標の中に短期目標も細かく立て、モチベーションを切らさないよう、計画的なスケジュール管理が必要不可欠になります。

自己管理の重要性

高校受験では、毎年出題傾向が決まっているため、学校での授業や塾の指導を受けることが主体で比較的対策はしやすいと言っても過言ではありません。しかし大学受験では、自主学習で、志望校に合わせた勉強が重要になり、自分で志望校に向けた学習計画を立てて進める能力が求められます。

このように正しい自己学習で一発逆転も狙える大学受験ですが、その道は長く険しく、途中で挫折してしまうお子さんも少なくありません。

高校生といってもまだ10代半ばで、楽しいことも他にたくさんある時期だと思います。しかし大学受験は今後の将来を大きく左右する人生においても重要な決断の時期です。気持ちを切らさないためにも、より厳密で適切な目標設定・勉強が大切になります。

大学受験に望むために

自己理解と目標設定が重要!

高校生活は義務教育の中学時代と違い、新しいことに挑戦する機会が増えます。気持ちを一新して高校生活を楽しみたいお子さんたちにとって、「また受験勉強が始まる」となると、億劫になってしまい挫折してしまうお子さんも多いです。遊びや恋愛を充実させるためにも、効率よく勉強するにはまずは自己理解が重要です。自分の強みや弱みを正確に見極め、自身の目標を明確に設定しましょう。

そして、まず初めの目標は大きく、ざっくりしたものでも大丈夫です。しかし、目標を達成していくためには、達成するための具体的なステップを考えることが重要です。大きな目標の中に自分の能力や状況に合った小さな目標を立てることで、大きな目標に向けての成功体験をつかみ、モチベーションを高く保つことができます。

「中学時代勉強が苦手だったから…」と諦めているお子さんもいますが、諦めるには早すぎます。先述通り、私立大学であれば3教科以下の受験がほとんどで、より深く、専門的な知識が求められます。いかに「好きな科目に時間を使い、効率よく長時間向き合えたか」が鍵になります。自分の今の偏差値が低いからといってすぐ諦めるのではなく、自分に合った効率的な勉強方法を見つけることが重要です。過去のテストや宿題の振り返りを通じて、自分の理解度や課題を把握し、レベルに合った学習計画を立ててください。中学校の内容がさっぱりなのに、闇雲に高校の単元をやっていては伸びません。自分に合った効率的な勉強方法を見つけることで、今までより高い成果が出ると思います。

高校生の勉強方法は?

それでは、高校生のお子さんは具体的にどのように勉強をしていけば良いのかというと、大学受験では学校によって対策が異なりますが、基礎をメインとする勉強方法は似通っているので、高校2年生の冬頃までに押さえておきたいポイントを整理しておきます。

国語

読解力・作文能力を向上させよう!

読解力を向上させるためには、とにかく文字に多く触れることが大切です。新聞や本を読んだり、いきなり紙の本だと抵抗がある場合は、スマホでコラムや小説を読んだりして、まずは意識して文字に触れるようにしていきましょう。慣れてきたら文学作品や新聞記事、雑誌など幅広いジャンルの文章に触れ、理解し、自分なりの解釈ができるように練習していきましょう。受験が近づくまでは、自分が興味のあるジャンルのみでも大丈夫です。文章を多く読むことで読解力だけでなく、表現力や語彙力も自然と身についてきます。また、読んだ文章のあらすじと感想を書くなど、要約する練習を行うと倍以上の効果を発揮できます。

文章内のポイントを抜き出して要約するスキルは、大学受験の長文問題には必ず活きてきます。

高校生になると古典が独立科目になり、現代文と同じ配点の学校がほとんどです。現代文と違って、古典を全く勉強しないお子さんも多いですが、英語に比べると覚える単語量が少なく、意外にも少ない時間で点数をあげやすい教科なんです。まずは英語と同様に、単語をしっかり覚えましょう。文法で覚える量は英語より多いですが、単語は500〜1000単語と英語の10分の1ほどで、古典は英語と違い、文法と単語さえ覚えればほとんどの問題は解けるので、毛嫌いしないようにしましょう。

英語

英語は単語や文法から始まり、ライティング、リーディング、リスニング、場合によってはスピーキングなど、様々な能力に分けてそれぞれ伸ばしていく必要があります。

単語と文法学習

受験勉強において何から始めたら良いかわからない人は、まずは中学英語の単語や文法をやり直すことから始めてみてください。英語は中学の内容がわからないと理解できませんし、意外と長文読解には中学英語も重要になってきます。単語帳やフラッシュカードを活用しましょう。文法に関してはルールを理解し、練習問題を解くことで文法能力を向上させることができます。

ライティング

もちろんたくさんの英文を書く事ですが、日常の出来事など、英語で日記に書くことでライティング能力の向上を図れます。書いた文章は英語の先生にチェックしてもらい、改善点をもらってください。文法や単語が合っているかの確認の時間は増えますが、友達同士で英語での日記交換も有効だと思います。まずは書くことに多く時間を使って、抵抗がないように進めていきましょう。

リーディング

レベルに合った英語の本や記事からたくさんの英文に触れることでリーディング能力の向上を図れます。苦手な人は、まずは絵本などから触れてみても良いと思います。自分のレベルに合った本を選び、段階的にレベルを上げていきましょう。わざわざ本を買わなくても、例えば中学校の教科書やワークなどの長文を読んでもいいと思います。また、読んだ文章を要約し、ポイントに絞ってメモをとる事も有効です。

リスニング

英語の音声に触れるために、洋画やドラマ、音楽を聴くことがおすすめです。いきなりリスニングの練習問題を解いてもいいですが、好きな洋画や歌から入ることで、まずは楽しくリスニング力の向上を図れます。時間はかかりますが、知っている洋画を「英語字幕なし→英語字幕あり→日本語字幕なし→英語字幕あり→英語字幕なし」と繰り返し見ることで、リスニングに加えてスピーキング能力や単語力の向上も図れます。

数学

英語と同様、中学数学が理解できていないと高校数学は絶対に解けません。中学数学がしっかり頭に入ったら、高校数学の基礎の確認として、数学の基本原則を理解しましょう。代数、幾何学の基本的な概念をしっかり理解することが重要です。そのためには、問題集を使って練習問題を解き、基本的な計算能力や図形等の能力を養います。闇雲に何冊も手を出すのではなく、まずは1冊の参考書の例題・公式を完璧に覚えることが大切です。

幾何学の問題では、図を書いて問題を視覚化しましょう。図を使うことで、問題の本質を理解しやすくなります。問題集や教科書から取り組む実際の問題に図を描きます。問題ごとに適切な図を作成し、問題解決の練習を重ねましょう。

高校生も対応しています!

勉強方法について色々お伝えしましたが、何より重要なことはまずは目標をしっかり立て、2年半以上の受験勉強で心が折れない工夫をすることです。長い大学受験対策。挫折してしまいそうな事もあるかと思いますが、大事な将来に繋がる第一歩です。

私たち家庭教師のLUCKでは高校生の指導も受付しています。お子さんの志望する大学に今現在通っている家庭教師の先生や、同じように大学受験への道を乗り越えた先生がたくさん在籍しています。中には社会人の家庭教師で大学受験を専門に受け持っている人もいます。文系や理系、それぞれの希望する教科に合わせた最適な家庭教師の先生を、ラック独自の選考や研修で選抜し、お子さんの大学受験をしっかりサポートします。

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